WHITE LABEL LAST EDITION ロッカーズジャケット【WHITE FALCON】 初音ミクバージョン
左右袖・後身頃すべてに直接刺繍を施し豪華さを究めた純国産レースアップロッカーズジャケット!
ジャケット裏左下にロットナンバー&オーナーネーム刺繍パッチが付きます。
TOPページでWHITE LABELの終了を告知しましたが、これでWHITE LABELにおける製品は最後となります。
今年の2月にオリジナルボディのカットソーパーカーの最終型をリリースしたときは、OBパーカーとしてのLAST EDITIONだったんですが、
その10ヵ月後にWHITE LABEL自体を終了するとはそのとき誰も考えてませんでしたよ・・・う〜ん言霊は恐ろしいものです。
でも2月にOBLEパーカーの生産過程で今までのカットソー工場の本縫い職人が辞めてサンプルも作れず、急遽デザイナーが中部地方まで行って
何とかしたのですが、その時点で生地手配の問題も生じ、国産を続けるためにも工場確保をなんとかしないといけないねぇと話してた矢先の7月・・・
OBカットソーTシャツを8月にリリースしようと、OBLEパーカーから取引を始めたその工場へ行くと今度はそこの社長さんが倒れて、「何とかしてあげ たい
けどもう・・・、うちの本縫い担当も先月体壊して辞めてしまって根気のいる縫製品は出来なくなっちゃった。ほとんどのアパレルが海外の工場で
作るようになってしまって後を継ぐ人も育ってないし、ここも僕の代で終わりだね・・・」としたしんみりした話になってしまい、「でもカットソーTシャツ
なら今回なんとか協力してあげる」と病院通いしながら縫製していただいたのが8月のRIDER MIKUカットソーTシャツだったのです。
きちんとした技術を身につけてる縫製職人のほとんどが60代後半で、最高の技術を持ってるのは70代上の高齢の方たちというのが日本の縫製工場
の現状で、これはかなりまずい状況になってると、工場と直接顔を向けて製品を作っていく方針のデザイナーは思ったわけです。
実はこれではない別ジャケットを12月のリリースを目指して7月にはデザインアップしてたのですが、そのような状況やMPシリーズのマンスリーリリー
スもあって、
新たな工場を探しあてたのが10月の終わり。今回出会ったのが同じ中部地方で昭和から続く縫製・加工工場の2代目を集めて国内生産
の技術を消さないように頑張ってる40代半ばの社長さんのカットソー工場です。「親の世代はそれこそ高度成長期で大量生産のカットソーを作ってた
けど
自分の代でそれをやってては技術が消えていくだけ、大量生産したいなら海外へどうぞ、うちは良質なものを少量でも作っていって日本の洋服の
美しさを今だからこそ広めていくことをポリシーにしてるので」という社長さん! しかも社長さんは10代の頃から洋服が好きで、お金があったら全て洋服
に注ぎ込んでたということから、「ファッションを理解してる縫製工場は少ない! これから先のDMNTのカットソーはここで作る!」とデザイナーが決めて
きました。そんなこともあって、だったら現在ブランドでできるすべてを注いで最高のジャケットを作ろうということになり、完成したのが、今回のロッカーズ
ジャケットです。レースアップや袋ポケット・資材の多用など、カットソーの域を越えてほとんど布帛縫製の領域で、ここまでの縫製技術を持ったカットソー
工場は日本でも数えるくらいしかなく、岡山からジーンズ加工の注文も来るらしいです!
このような工場を探してくるデザイナーの臭覚は本当に驚きですよ!
でもそんなことから、 やはり原点に戻って国内生産のファーストラインを再開しようということになり、今回の製品でWHITE LABELは終了です。
さて、またしても前置きが長くなってしまいましたが、「ロッカーズジャケット【WHITE FALCON】」の製品紹介はじめます!!!!!!
ここでも【WHITE FALCON】ってなんで付けたの? ということになると思うので・w・ノ
これは【THE RAVEN】とは違う理由からです。
レースアップのデザインをしてるときに、デザイナーが「これは本当は真っ白なジャケットのほうがかっこいいだろう」と思ったらしいです・w・
確かにここまで凝ったつくりのジャケットで白はすごく映えますよね。
で、そのときふと浮かんだ言葉が【WHITE FALCON】だったという・w・
デザイナーの好きなギターにグレッチというギターがあって、そのグレッチに【WHITE FALCON】ってシリーズがあるらしく、まさにそんなイメージらしいです。
そのため、資材からすべて金色であわせていきました。
そしてここから下↓は【THE RAVEN】と同じですが・・・
今回目を引くのが衿巾・・・衿の高さなのですが、寒いときに首元が暖かいとかなり暖かいということから、今回高めのスタンドカラーです。
さらに衿は2枚合わせなのでかなり暖かく、チンウォーマーをパチッと止めるとマフラー要らずの暖かさ@w@ これは実証済みです!!!
そしてそのチンウォーマーにはスワロブルージルコンラインストーンを189個使った01ロゴ・・・金属スナップを止めたら見えるさりげない豪華さがポイント!!!
ええ! 日向頑張りましたよ! マスクして!!! でもこれは本当に綺麗です!!!
少し暖かいときや室内ではジッパーを下げて、衿元を広げてアクセントをつけられるので、ON/OFFの着こなしを楽しんでくださいね
。
そして今回は右腕左腕の両サイド内側に5Gストップジッパーを装着。
ジッパーを上まで上げると少しフレア気味の袖になります! しかも青緑糸で施されたファイヤーパターンの刺繍が袖部分の存在感を高めます!!!
右腕にはブランドロゴ、左腕には「831 5th Anniversary Series」と銀糸で刺繍しました。
両腕とも文字が長いので2データに分けて刺繍するしかなく、ファイヤーパターン含めて片袖だけで2時間@w@
両袖を刺繍するだけで4時間かかるというデザイナー泣かせの仕様です・w・
写真をみていただければわかりますが、ファイヤーパターンも左右向きが違うので、バイクに乗ったら外に向かって炎が流れる感じに見えます!!!
また今回は左右胸・左右裾上に5Gストップジッパーを装着した袋ポケットが付きます。
ポケット生地はエメラルドブルーのベロアで、胸ポケットはIDカードを出し入れするには十分の11cm。両胸についてるので便利ですよ!!!
左右裾上ポケットは大きい手の人でも出し入れが楽な15cmです。
ジッパー装着の袋ポケットが4つも付くって、カットソーでは困難なのでどこもやりたがらないのですが、今回の工場は本当に優秀で無駄な張りもなく
すっきりスマートに縫製してきました・w・ これは本当にびっくりです! さすが日本縫製の技術ここにあり!って感じです!!!!
そしてその日本匠の技術をとことん魅せてくれたのが両サイドのレースアップの縫製です!!!!
カットソーでこのようなレースアップを付けるためには脇ハギにリブを挟む方法が唯一現実的らしいのですが、
これまたデザイナーのわがままで「見栄えよくしたいからリブは嫌・w・」と言い出し、そのまま本生地のスウェットで縫わせたという曰くつき@w@
これもまた布帛のようにしっかりスマートに引つれることなく縫製してきた工場様・・・さすがです!!!!!
このレースアップ部分には国産牛革の長めのレースを付けましたが、揺れアクセントとして長めにしたので、長いと思う方は調節して切ってくださいね^^;
また違う色の革レースを洋裁屋さん等で探して付け替えるのもオシャレです! 女性だったらリボンとか・w・ そこはみなさんのお好みで楽しんでください。
では、ブランド内作業で一番大変だった部分の説明です・w・
ハイ! ずばり言います! 後身頃のシルエット部分の刺繍です!!!! 大変だったのはデザイナーだけですけどね・w・
一番大きい刺繍枠は300mmX200mmなのですが、背面の図柄はA3サイズ420mmX300mmでないと迫力がないのです。
A4サイズでも一般の刺繍製品においてもそれなりの迫力がありますが、やっぱりこのシルエットはサイズ変えない方がいいよね!ということで、
デザイナーがそれぞれのパーツを分解して、クラウン部分・MIKUシルエット・蔦左・蔦右と4箇所のパンチデータを新たに作りました・w・
でも大変なのはパンチデータ作ったあとだったのです・w・
クラウン部分とMIKUシルエットの間隔は刺繍枠の内径の誤差を計算して調整したらしいのですが、
蔦左と蔦右を中央部分でぴったりくっつけなければいけないというのが、メチャクチャ難しいらしく、これで後身裁断生地3枚潰してました・w・
で、デザイナーが考えた解決方法は・・・蔦左の刺繍後、蔦右の1針めを蔦左のライン上の縫い目に合わせて落とす方法で、
わざと1針めを落とし縫い上げる瞬間にミシンを停止し、その誤差を上下左右設定しなおし、さらに0針めに戻して1針めを落とす・・・・
説明受けたのですが、複雑すぎてわかりません・w・ 0.7mmの針穴の誤差を手で修正していくらしいのですが、そこはデザイナー担当だし・。・
わかったのはこの後身頃の刺繍で4時間かかるということです・・・・絶対担当代えは断固拒否しようと思いますた・w・
つまり両袖後身頃すべての刺繍で1着分8時間かかるという・・・死にそうに作業しても1日2着分・・・・・・来年もまたつらい日々がががががが・・・
そして今回は最終製品なので、ロットナンバーをつけることにしました。
生産数は受注数で決まってくるので、予約完了した方からナンバーをお渡ししますが、ロット番号は最終生産数が決定してからお知らせします。
で、さらに今回は!
オーナーネームをロットナンバーの下に刺繍することにしました!!!!!
写真をみていただければわかりますが、今回衿元に織ネームはつけません。
その代わり左裾ポケットのジッパー近くに刺繍パッチを付けることにしました。
オーナーネームは、予約完了したお客さまが希望する英数字で8文字以内、または漢字で6文字以内で For.〜の後に刺繍します!!!
あ、そうそうそれと資材のカラーの説明を忘れてました・・・・
【WHITE FALCON】においてはジッパー・ワッシャー・金属スナップはピュアゴールドです!!!
そして両袖のロゴと後身の刺繍は1掛け金糸です。上品に宝石を散らばめたような輝きがあるのでかなりのインパクトですよ!!!!
サイズはXS,S,M,Lの4展開ですが、オリジナルボディですので、市販の衣類のサイズを基準にサイズ選びをしないことを勧めます。
ヌードサイズではなく、カットソーや薄手のリブセーターなりを着用した上から自分の寸法を計り、サイズを選択してくださいね。
今回はXSとSサイズがユニセックスサイズとなってます。
くびれ部分はレースアップで調整できますので、細く見えるように着こなしたい方はギュッと締めてくださいね^^
全サイズ胸囲を基準にサイズ選択すればほぼ間違いありません。参考にしてくださいね。
<日向>
|
|
|